
ケンブリッジ検定
1、 ケンブリッジ検定について
UCLESケンブリッジ大学試験機構(University of Cambridge Local Examinations Syndicate)の行うケンブリッジ検定試験は数ある英語検定試験の中でも最も古い歴史を持ち、信頼性の高い試験として知られます。
イギリスの専門学校や大学などでは、このスコアを入学基準としているところも少なくなく、またオーストラリア、カナダなど多くの国の大学をはじめ、さまざまな教育機関や企業に認められている、国際レベルの英語検定試験です。
近年では日本を始め他の多くの国で認められてきていますが、イギリスやヨーロッパでは特に知名度が高く、就職に有利とされています。そのため、就職の可能性を広げたい人、高等教育機関への留学、海外旅行や移住の準備をしている人にとって、ご自分の英語習得レベルを証明するのに最適です。
テストは英語能力をバランスよく把握できるように作られていて、読む、書く、聞く、話す力を総合的に問う内容になっています。
レベルは5段階に分けられており、レベルごとに受験申請をします。
また、この資格はIELTSやTOEICと違い、取得資格に期限が無く、生涯に渡ってその結果は有効となります。
2、 五段階のレベル
ケンブリッジ検定の評価基準は、Association of Language Testers in Europe (ALTE-ヨーロッパ語学検定協会)によって確立され、ヨーロッパの諸言語を対象とした能力評価の国際基準として幅広く用いられている5段階制に沿ったものです。
【Key English Test (KET)】レベル1
基礎級およそ180〜200時間の英語学習で達成するレベルです。PET(初級)の半分の語学力にあたり、日常生活で必要な最も基礎的なコミュニケーション力を見ます。13歳以上の方に適しています。
【Preliminary English Test (PET)】レベル2
初級およそ375時間の学習時間で達成するレベルです。FCE(中級)の3分の2の語学力にあたり、簡単な日常会話に参加できるレベルの英語力があるかどうかを見ます。
【First Certificate in English (FCE)】 レベル3
中級英語を使って仕事や留学を目指す方が多く受験するレベルです。最も受験者が多いレベルで、中級レベルの英語能力を証明する試験として世界的にも広く知られています。
【Certificate of Advanced English (CAE)】レベル4
仕事で上級英語を使用する方に適した上級の試験です。日本では大学生や若いビジネスマンらが多く受験しています。多くの大学では、このレベルが入学時に必要な英語力の証明として採用されています。
【Certificate of Proficiency in English (CPE)】レベル5
最上級英語を母国語とする人に劣らない英語力の持ち主であることの証明となる試験です。英国や他の英語を公用語とする国の大学で、入学時に必要な英語力の証明として採用されている他、世界各国の各機関で認められています。
※上記の5つのレベルの他、ビジネス英語試験 Business English Certificates(BEC) があり、
BEC Preliminary(中級英語レベル)
BEC Vantage(中級の上の英語レベル)
BEC Higher (上級英語レベル)
の3レベルに分かれて実施されています。
3、 試験構成
ここでは、ケンブリッジ検定を受験する留学生に人気のあるFCE、CAE、CPEを例に上げて説明します。
【試験内容】
読解力、文章力、聴解力、会話力(面接)と言語の4能力をバランスよく評価するもので、日常生活での実際の場面をベースに作られています。
試験はReading、Speaking、Listening、Writing、Use of Englishの5項目で構成されており、穴埋め、間違い訂正、文章構成、言語形態の変換、文章完成、文章解釈、要約などの問題形式で出題されます。
【出題形式】
リーディング:
小説、新聞、雑誌等から借用された文章を読み、その要旨、詳細、文章構造、意味を理解することが必要になります。
各パラグラフに合う見出しを選ぶMultiple Choice問題や、抜き出された文章の適正位置を見極める嵌め込み問題、文章に関した設問に対しての適切な解答を選ぶ問題などが出題されます。
また、 CAEではその文章に書かれた意見、姿勢や態度を認識できる力、CPEではさらに意見や態度の展開を認識できる力など、さらに高度な能力が要求されます。
ライティング:
設問に従って、手紙、記事、レポート、批評を書く。Writing1では決められた課題を、Writing2では複数の選択肢から一つ選んで記述します。
FCEは120〜180語、CAEは約250語、CPEは300〜350語の単語数が要求されます。
Use of English(文法):
文章穴埋め、語やフレーズの変換、文章の訂正、CPEでは文章解釈問題と要旨まとめ記述問題などが出題されます。
リスニング:
イ ンタビュー、議論、講義、会話など日常生活の様々な場面を聴き、意味の理解、推測、話者の意見や心情を理解する能力が試されます。
選択肢から答えを選ぶ形式の設問と、単語やフレーズを書き取る形式の設問の二種類があります。
スピーキング:
自己紹介などの簡単なインタビュー、一分間スピーチ、パートナーとの協同作業と議論の4セクションで構成されています。
写真、絵、文章などと共に決められた形式の課題が試験管から口頭で与えられ、それに一定の時間内に答えることが要求されます。
【試験時間】
試験時間は各レベルによって異なります。
| |
FCE |
CAE |
CPE |
| Reading |
1H15 |
1H15 |
1H30 |
| Writing |
1H30 |
2H |
2H |
| Use of English |
1H15 |
1H30 |
1H30 |
| Listening |
40Min |
45Min |
40Min |
| Speaking |
14Min |
15Min |
19Min |
【合否判定】
ケンブリッジ検定はTOEICやIELTSのような点数制ではなく、合否判定制となっています。
各項目はそれぞれ40点満点で、 総合スコアは200点。
総合獲得スコアのパーセンテージによってAからEまでのグレードに分けられ、合格グレードはA:80 〜100%, B:75−79%, C: 60−74%、不合格グレードはDとEとなっています。
4、 受験について
日本での受験
ブリティッシュ・カウンシルの東京、大阪二箇所のセンターでの受験が可能です。
日本では6月と12月の年2回の実施となっています。
ブリティッシュ・カウンシルの日本語公式HP(ケンブリッジ検定詳細)
ニュージーランドでの受験
多くの英語学校でケンブリッジ検定試験対策コースが実施されています。
テストは各地で年3回(3月、6月、12月)開催されています。
なお実施された試験の全内容はイギリス本国で採点されるため、結果通知までに試験後約6週間、サーティフィケート発行までに約10週間がかかります。
5、 対策コース実施校
CROWN
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